ボディケア用の商品をお顔に使ってはいけないのですか?
当社では顔、ヘア、ボディなど身体のさまざまな部位にご使用いただくための化粧品を販売していますが、商品裏面を見ると、「洗顔料」「ハンドクリーム」「ボディソープ」など適用部位の名称が用いられているものがあります。これはお客様が商品を選択するための基準となる名称であり、その商品がどのような部位に用いられるのか、あるいはどのような用途に用いられるかを明確にする目的で記載しています。
皆様ご存知の通り顔や頭皮、ボディでは肌の性質が異なるため、汗や皮脂の分泌量にも差があり、清涼感やベタつき感の感じ方も異なります。そのため、新規に化粧品を処方開発する際は、使用する部位の肌質に合わせ、最も快適に、効果的に使えるよう処方を組んでいきます。例えば、一般的なボディ用化粧品は消費者ニーズに合わせ、ベタつかず、さらりとした感触に処方組みされる場合が多いので、ボディ用日焼け止めクリームなどはお顔用に比べ、軽めの使用感に仕上がっています。ボディにつけるには最良の処方組みですがこれをそのまま、顔につけた場合はどうでしょう。お顔の肌質には合っていませんので保湿不足で、少し多めに美容液やクリームをつけないと乾燥が気になるかもしれません。
ボディ用美白エッセンスも同じ様に、顔に使っても何か害があるわけではありませんが、ボディ用としてお作りした商品はボディへご使用いただくことで最も効果を発揮するよう作られています。その点ご理解いただき、お顔用のものをお探しのお客様にはお顔用につくられた商品をご紹介させていただきますので、店頭スタッフにお問い合わせください。
なお、一部の化粧用オイルや化粧石けんのように使用部位を特定していない商品は基本的にはお顔、ボディどちらにも使用可能です。輸入化粧品などで「バスソープ」と記載されている石けんも、お顔への使用が可能です。香りがややきつめでもお客様ご自身が気にされなければ、処方的にはお顔への使用も問題はありません。