「薬用化粧品(医薬部外品)」は、化粧品と医薬品の間に位置するもので、肌アレ防止、ニキビ防止、日やけ防止、育毛など、特定の目的に対して効能・効果を認められた有効成分が、一定の濃度で配合されている製品のことをいいます。「薬用化粧品」は、「薬用」と表示されていても、あくまでも「防止」を目的としたもので「治療」する「医薬品」ではありません。使用方法や使用目的は化粧品と同じで、常用できる製品です。
化粧品の表示項目については、『医薬品医療機器等法』という法律で定められています。正式名称は『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律』といいます。法律上は、「製造又は輸入後、適切な保存条件のもとで3年を超えて性状及び品質が安定な医薬部外品・化粧品」には使用期限を記載する義務はありません。ハウスオブローゼの製品は、未開封で適切な保管条件であれば、製造後3年品質保持する試験をクリアしていますので、使用期限は記載されていません。 ただし、購入後の商品の取り扱い方法及び保管条件によっては、上記期限を保証出来ない場合もあります。たとえば化粧品を高温・多湿・直射日光などの影響を受けやすい場所で保管したり、開封後の使用状況によっては、製品の品質を保持できない場合があります。保管上の注意が必要なものは表示を徹底していますので、化粧品および医薬部外品の取り扱い方法に関する注意欄をご確認ください。
現在ハウスオブローゼで販売している化粧品及び医薬部外品は原産国を表示していますが、仕入商品や雑貨商品の中には表示されていないものもあります。今現在原産国表示の無い商品については原産国情報等の確認がとれたものから原産国表記を追加しています。一方、一部特定製品を除き、雑貨商品については法律上の表示義務がなく業界自主基準として商品への原産国表示に取り組んでいるため、現状表示があるものと無いものが混在している状況です。食品については景品表示法(公正競争規約)、JAS法において原産国表示が義務化されています。まずは商品本体や外箱などの記載事項を確認し、原産国の記載が無い場合はお客様相談室へご連絡ください。
『全成分表示』とは、化粧品及び医薬部外品に含まれている全ての成分名を、商品外箱または容器に表示するという成分表示方法のことを言います。化粧品は国や業界団体の規定により、商品に配合する全ての成分の名称を表示する事とされてり、これは商品選びのひとつの目安となり、お客様は配合成分を見ながら、肌への適正や、嗜好などにより、よりご自分に合う商品を選ぶことができます。万一お肌にトラブルを起こされてしまった場合は、全成分表示が書かれているものを持って皮膚科専門医の診療を受けることで、医師がアレルギーの要因を判定しやすくなります。そしてアレルギーの要因となった成分が判れば、以後はお客様自身で成分内容をチェックしその成分が配合されている商品を避けることができます。
●全成分表示のルール
質問 | 回答 |
①全成分表示はどこに記載されていますか? | お客様が商品を手に取った時、開封しなくてもすぐに目に付くように、商品の一番外側(外箱があるものは外箱、ないものは容器)に表示しています。 インターネットをご利用のお客様の場合、ハウスオブローゼの公式ホームページ上にも各々の商品の配合成分が掲載されていますので、ご来店の前に詳しい配合成分の情報を知ることが可能です。 |
②表示成分の順番は? | 基本的に配合量の多い順に並んでいます。ただし配合量が1%以下の成分は、順不同で表示しています。 着色剤が配合されている場合は最後にまとめて表示しています。 |
③表示成分以外にも配合されている成分がありますか? | ありません。商品に配合されている成分は全て表示されています。 |
④海外の商品は? | 日本国内で販売される化粧品及び医薬部外品は、国内製造品輸入品を問わず、『医薬品医療機器等法(旧薬事法)』が適用されますので、基本的に同じルールで全成分表示されます。 |
化粧品および医薬部外品の裏面を見てみると、販売名、製造販売業者の名称および住所、製造番号(ロット番号)、配合成分等が書いてあります。これらの情報は法律上、消費者が購入する際見ることができる容器や外箱等に記載しなければいけません。さらに、種類別名称(例:化粧水、乳液等)や「ご使用上の注意」を記載しています。化粧品の表示に関しては様々な法律により細かく決められていますが、特に重要な事項は『医薬品医療機器等法』という法律で定められています。正式名称は『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律』といいます。
2013年5月発覚した「ロドデノールによる白斑問題」。この後、2014年5月、厚生労働省の指導のもと、「化粧品の使用上の注意事項の表示自主基準」が一部改正され、一部商品を除く化粧品や医薬部外品について、製品の使用を中止すべき症状として赤み、はれ、かゆみ、刺激に加え、「色抜け(白斑等)や黒ずみ」を追記すること、そして気付かないうちに白斑が生じていた事例があったことから、お肌に異常が生じていないか、よく注意して使用するよう注意喚起する語句が追記されました。実際に当社の商品でこのような症状を起こしたお客様はいらっしゃいませんが、すべては消費者を守るため国と化粧品業界が協力して定めた事項であり、このような表現となっていることをご理解ください。
ハウスオブローゼでは低刺激でお肌に優しい処方設計を心掛けていますが、当社の化粧品に限らず、お肌に合わない場合で万が一このような症状があった場合は、速やかに使用を中止していただきますようお願いします。