健康な髪は自然の生え変わりサイクルによって1日につき男性で約100本近く、女性では約60~70本近く抜けるのが通常です。必要以上に力を入れて髪をひっぱったり、こすったりしなければ、シャンプーが原因で抜け毛が増えるようなことはありません。シャンプーの時に抜け落ちた髪は、もともと抜けるべき髪だったとお考えください。むしろ、何日もシャンプーせずに頭皮を不潔な状態にしておくと、毛穴につまった皮脂に常在菌(じょうざいきん)が繁殖し、その刺激が原因となって、髪が抜けやすくなることがあります。適度なシャンプーで頭皮・頭髪を常に清潔に保ちましょう。
●常在菌(じょうざいきん)とは・・・
主にヒトの身体に存在する微生物(細菌)のうち、多くの人に共通してみられ、病原性を示さないものを指します。常在菌の種類は多種多様で、地域環境や生活習慣および身体の部位により違いが見られます。基本的には人の健康に影響を与えませんが、免疫力の低下によりトラブルの原因となる場合があります。
シャンプー後に髪を整えるという役割においては、どれも基本的な効果はほぼ同じです。シャンプー後の髪のクシ通りを良くして静電気を防止し、髪にツヤを与えてくれる製品のことを「ヘアリンス」と呼んだのがはじまりです。ヘアリンスが市場に多く出回るようになった頃から痛んだ髪を健やかな状態に導くことを目的としたヘアケア製品が、各メーカーごとの基準で「ヘアコンディショナー」「ヘアトリートメント」「ヘアパック」などと称して登場してきました。同じような名称であっても、メーカー毎、ブランド毎に、その製品の目的や効果の範囲が異なります。商品裏面の注意表記をよくご確認の上、使用目的に沿った商品をお選びくださるようお願いします。
養毛料と育毛料はどちらも毛髪と頭皮を健やかに保つ製品ではありますが、期待できる効果には若干の違いがありますが、薬事法上は明確な区分はされていません。ハウスオブローゼで販売しているヘアトニックやスカルプローションは「育毛料」に該当します。
◎養毛料:「化粧品」に類し、フケ、かゆみを抑えて不足しがちな水分、油分などを補給し、 毛髪と頭皮の健康を保ちます。
◎育毛料:「医薬部外品」に属し、育毛、脱毛予防、発毛促進、フケ、かゆみを抑えるなど より直接的な育毛効果が備わっています。
現在発売されているリンスやトリートメントは成分が髪に吸着する力が強いのですすぎによって効果がなくなってしまう心配はありません。リンスやトリートメントをよく髪になじませた後は、シャンプーと同じく十分にすすいでください。すすぎ不足によってリンス成分が頭皮に残ったままでは、かゆみやフケの原因にもなりかねません。ただし、他社品などで髪を着色するカラーリンスやクセ毛直し効果のあるリンス等特殊なものはすすぎ方が決められていることもあります。必ず説明書をよく読んでからお使いいただくようお願いします。
シリコーンはヘアケア商品のみならず、スキンケアやメイクアップ商品にも多数使用されています。シリコーンが頭皮に蓄積し、毛穴を詰まらせ、抜け毛やかゆみの原因になるなど色々と言われていますが、現在のところ科学的に立証されたものではありません。一般的にヘアケア商品に使用されるシリコーンは、毛髪表面に皮膜を形成するものが多く、髪を保護する特性に優れています。特にダメージヘアにシリコーンは有効で、洗髪の時やすすぎ中の毛髪同士の摩擦を軽減し、指通りを滑らかにしツヤのあるしっとりと落ち着いた感触を実現する等、様々な効果を発揮します。パーマ剤やカラー剤が浸透し難くなると考える美容院や美容師さんはシリコーン無配合のヘアケア剤をおすすめしているようですが、シリコーン自体は決して毛髪や地肌に悪影響を及ぼすような成分でありませんのでご安心ください。
近年、髪にも頭皮にもやさしいと言われる、アミノ酸系洗浄成分配合のシャンプーが人気です。ハウスオブローゼには『カモマイルド シャンプー n』『バオバリッチ ダメージケア シャンプー』『メイプリーゼ ナチュラルバウンス シャンプー』など、植物の恵みで健やかな頭皮と美しい髪へ導いてくれる魅力的なヘアケア商品が揃っています。 当社の商品ではカモマイルドシャンプーにアミノ酸系洗浄成分を配合しておりますが、ハウスオブローゼではアミノ酸系以外にも、タウリン系やベタイン系など、低刺激でマイルドな洗浄成分を使用したシャンプーもございます。もし髪質に合うかご心配でしたら、パウチサンプルをご用意しておりますので、実際お試しになってみてはいかがでしょうか。
香料が全く配合されていない化粧品だからといって、無臭とは限りません。化粧品の原料にはそれぞれの匂いがあるからです。こうした原料臭が不快な匂いにならないよう化粧品の開発技術は進んでいますが、匂いの感じ方には個人差がありますので、敏感な方は気になるかもしれません。店頭テスター等で感触や匂いなど十分ご確認いただき、お客様が心地良いと感じていただけた商品をご使用ください。
処方によってはほとんど状態の変わらない商品もありますが、多くの化粧品は製造後、たとえ未開封であっても、わずかずつではありますが、色、匂い、粘度などに変化が現れてきます。まずは少量出してみて、外観上異常がないかご確認いただき、次に少量塗布して皮膚刺激等を感じなければ、お使いいただいても大丈夫です。
郵便局の航空便(国際便)を利用する場合、窓口では必ず商品のアルコール度数を聞かれます。これは『郵便法』によりアルコール度数60%以上のものは引火性のある危険物として郵送禁止とされているためです。当社の取り扱い商品でアルコール度数が高いものとしては以下のようなアイテムがあります。
①オードトワレ等の香水類(アルコール度数80~90%前後)
②ヘアトニック類(アルコール度数15~40%前後)
③スティック型ルームディフューザー(アルコール度数40%~70%前後)
なお、化粧水やエマルジョン、シャンプーやボディソープなどの化粧品に配合されているアルコールは数%と極微量で航空便の制限対象とはなりません。
航空法により、機内に持ち込める化粧品類(および医薬部外品)は、一容器あたり0.5リットル又は0.5kg以下、一人あたり2リットル又は2kg以下と定められています。さらに、日本を出発する全ての国際線では、客室内への液体物の持ち込みが制限されています。規定上、100ml以下の個々の容器で、それらの容器を1リットル以下の『ジッパー付き透明プラスチック袋』に入れれば、一人一袋に限り機内持ち込みが可能です。
●航空機の客室への持ち込み制限について
① 液体物のほかにも「ジェル類」や「エアゾール類」も制限対象となります。
② 保安検査後に免税店などで購入したものは機内持ち込み可能ですが、海外で飛行機を乗り継ぐような場合は、その国のルールに従い没収される可能性もありますので事前にご利用の航空会社のサービスカウンターに確認が必要です。
③ 輸入禁止物件に該当する火薬類(花火・クラッカー)、高圧ガス(カセットコンロ用ガス・消火器)、引火性液体(ライター用燃料・ペンキ)、可燃性物質(マッチ・炭)、毒物(殺虫剤・農薬)、酸化性物質(漂白剤)、腐食性物質(水銀・バッテリー)、放射性物質、その他有害物質(磁石・エンジン)、凶器(ナイフ・はさみ)は航空機内への持ち込みが禁止されています。
④ 機内持ち込みの制限事項についての具体的な判断は保安検査場の検査員が行います。
⑤ 制限対象品でも持ち込み可能な場合もありますが、海外においても同様の扱いを保証するものではありませんので、可能な限りスーツケースの中に入れ、航空会社のカウンターで受託手荷物として預けていただくことをおすすめします。
●アルコール類に関する制限について
化粧品で最もアルコール(エタノール)の配合濃度が高いものはオードトワレなどの香水類ですが、機内持ち込みを制限される項目には含まれていません。ただし、機内持ち込み可能な液体物の量には制限がありますので、アトマイザーなどに小分けにして他の化粧品と一緒にジッパー付き透明プラスチック袋に入れて機内に持ち込みます。(ちなみにアルコール飲料の場合、度数70%を超えるものは機内持ち込みも預入も不可です。)
なお、香水以外の化粧品に配合されるアルコールは極微量で、機内持ち込み、預入いずれも制限対象とはなりませんのでご安心ください。
機内持ち込み制限に関する規定は各航空会社によって変わりますし、テロ対策など緊急時は一切持ち込みが許可されない場合もあります。最終的にはご利用の航空会社のサービスカウンターにご確認いただきますようお願いします。
長年愛用していた化粧品が、ある日突然肌に合わなくなるケースはまれにあります。人の皮膚は非常に複雑で、どんなに安全性に配慮した商品開発を行っていても、商品を使用された時のお客様の肌状態や体調、また季節の変化による影響など様々な状況によりお肌にトラブルを起こしてしまう場合があります。このような場合は一時的に商品の使用を中止していただき、お肌の状態が改善するまで積極的なお手入れはお休みしましょう。症状が改善しない場合は、皮膚科の先生にご相談されることをおすすめいたします。