誠に申し訳ございませんが、化粧品の成分の配合量をご案内することはできません。現在、化粧品(医薬部外品除く)は、薬事法によって全成分表示が義務付けられていますが、個々の成分の配合量までは開示義務がありません。配合量を公開するか否かは、それぞれのメーカーにゆだねられていますが、通常は企業秘密として公開されません。
成分配合量(%)は、いわばレストランの門外不出のレシピと同じで、その店独自の味を真似されないようにレシピを公開しないのと理由は一緒です。逆に、その化粧品の特性が「特定成分の高配合」ならば、それをセールスポイントとしてあえて配合量をうたっている場合もあります。どうしても配合量を知りたい場合は、「基本的には教えてもらえない」ということを念頭に置きながら、製造販売元に問い合わせていただくことになりますが、誠に申し訳ございませんが、当社では成分配合量のご案内はさせていただいておりません。
化粧品は美容効果を期待して様々な成分を組み合わせて作るものですから、全体のバランスを取りながら、お肌に最大の効果を発揮するよう処方開発を行っています。
ハウスオブローゼでは、無添加化粧品というご案内の仕方はしていません。無添加化粧品とは、読んで字のごとく、『何らかの成分が無添加の化粧品』という意味になると思います。無添加化粧品と商品に記載することでお客様に商品の安全性を保証するかのような誤解を呼ぶおそれがあるため、商品のキャッチフレーズとして掲げることは認められていません。ただし、商品の容器やパンフレットなどに「添加していない成分」をはっきり示した上で安全性について保証的な表現にならない場合のみ、「無添加」と表示してよいことになっています。
ハウスオブローゼの化粧品は低刺激処方となっていますが、お肌に合うかご心配な場合はパウチサンプル等で試されてからの購入をご検討ください。
目の粘膜は非常にデリケートなので、化粧品に限らず汗やまつ毛が入ったときでもとても刺激を感じます。化粧品を使用される場合は目に入らないように注意して使ってください。また、化粧品が誤って目に入ってしまった時はすぐに水またはぬるま湯で洗い流しましょう。化粧品の原料には安全性の高いものが使用されていますので、目を洗った後しばらく様子を見ていただき、痛みや異物感がなくなれば特に心配はありません。もし、いつまでも目の痛み、異物感が消えないときには、早めに眼科専門医の診療をうけていただくことをおすすめします。
セール品とプロパー品は、全く同一処方です。
アルコールには化粧品になくてはならないさまざまな効用があり、これらの作用はほとんどの場合単独ではなく、組み合わされて使われ、化粧品の効果を高めています。ノンアルコール化粧品は、アルコールに過度な反応(注射時のアルコール消毒で肌が赤くなるなど)を示す方のために作られたものです。化粧品に使用されているアルコールは、肌への安全性を十分に考慮しており、配合されている割合も数%とごくわずかな量であり、肌への作用はおだやかなものです。従いまして、肌への刺激や悪影響などはありません。
化粧品に使用される香料は、肌にたいする安全性が国際基準で厳しくチェックされており、お肌への刺激や悪影響を心配する必要はありません。心地よい香りは幸福感やくつろぎ感、満足感、高揚感などをもたらし、心身ともにリラックスさせたり活性化させる働きがあります。化粧品に香料が配合されているのは原料臭をカバーして使用感を高めるだけでなく、こうした香りの効用を考えてのことなのです。天然は安全という風潮がありますが、レモンやジャスミンなどの香りの中には安全でない成分も含まれています。化粧品香料の国際基準では、このような微量成分までも厳しく管理しています。
濡れたガーゼで口の中をふき、(飲んだものを薄めるために)水や牛乳を飲ませてしばらく様子を見ましょう。それでも気になるときには飲んだり食べたりした化粧品と全成分表示が書かれているものを持参して、医師の診療をお受けいただくようお願い致します。クリームに限らず、化粧品の原料には安全性の高いものが使用されていますので、たとえ誤って飲んだり食べたりしても、特に危険はありません。ただし、ネイルカラーや除光液、脱毛剤、脱色剤などは粘膜に炎症を起こす恐れがあり、大変危険です。くれぐれも誤って口にいれることのないよう十分注意し、万が一飲んでしまったときには吐かせたり水を飲むなどの処置をすると返って危険なので、何もせず、ただちに医師の診療を受けてください。化粧品は日頃から子供の手の届かないところに保管し、使用後は必ずきちんとキャップを閉めるようにしましょう。
敏感肌用化粧品を継続して使用することで、肌が弱くなることはありません。敏感肌用化粧品とは、化粧品に配合されている特定の成分によって、カブレ・赤み・腫れなどのアレルギー反応を起こす肌や、ピリピリ、チクチクといった一過性の刺激を起こしやすい肌のために、それらの原因となる可能性のある物質を配合しないようにつくられている化粧品です。季節や体調によって一時的に刺激を受けやすくなった肌の場合には、肌の状態が安定すれば普通の化粧品を使用することができます。乾燥が気になるようなときは、保湿効果の高いクリームや美容液などをプラスして使用することも可能です。
現在、化粧品に使用されている防腐剤としてはパラベン類が最も多く、そのほかに安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸などがあります。これらは、数多くの安全性のテストと長い使用実績に裏付けされた安全性の高い成分ですので、お肌に悪影響を与えることはありません。ただし、使用する人の体質によってはごくまれにカブレ等のアレルギー症状を起こすことがあります。そもそも化粧品に防腐剤を配合する目的は、化粧品を最後まで安全に快適に使用するためです。防腐剤を配合しないと開封後、雑菌が混入して起こる中身の変質を防ぐことが非常に難しくなります。
香料が全く配合されていない化粧品だからといって、無臭とは限りません。化粧品の原料にはそれぞれの匂いがあるからです。こうした原料臭が不快な匂いにならないよう化粧品の開発技術は進んでいますが、匂いの感じ方には個人差がありますので、敏感な方は気になるかもしれません。店頭テスター等で感触や匂いなど十分ご確認いただき、お客様が心地良いと感じていただけた商品をご使用ください。
ハウスオブローゼの化粧品には、タール系色素を使用しているものもあります。化粧品の裏面表記に「赤201」「黄4」などと表示されているものがタール系色素です。『医薬品医療機器等法』という法律により使用が認められたタール系色素のことを「法定色素」と呼びますが、その中の一部の色素は食用としての使用が認められています。例えば「赤104」というタール系色素は、缶詰のさくらんぼや、紅しょうがなどにも使用されている食用色素です。化粧品に配合されているタール系色素は、すべて安全性のテストをクリアしており、使用に際し、お肌に悪影響を与えることはありません。化粧品の色素は大きく分類すると『無機色素』と『有機色素』に分けられます。
①無機色素(無機顔料)
主にファンデーションやフェースパウダーなどに使用されます。これらの化粧品には色の明度、彩度、色相などが求められるため、酸化チタンや酸化亜鉛などのカバー力に優れた白色顔料や、何種類かの着色顔料を組み合せることで微妙な色合いを作り出しています。
②有機色素
口紅やチーク、アイシャドー、ネイルカラーなどに用いられることが多い色素です。特にタール系の色素は非常に鮮やかな色調で、天然色素では色出しが難しいはっきりした赤やピンクなどの色味を表現することが出来ます。なお、ヘアカラーやヘアダイにも有機色素が使用されますが、染毛料には染毛用の染料が使用されています。
現在化粧品に使用されているいわゆる『アルコール』は、成分名として『エタノール』と表示されています。『アルコール(エタノール)』は、ビールや焼酎などの飲料にも配合されているみなさんよくご存知の原料です。一方、化粧品の全成分を見ますと『ベヘニルアルコール』『イソステアリルアルコール』など『○○アルコール』と表示されている成分があります。これらの成分は、分子構造上アルコールに属しますが、実際は水には全く溶けない成分で、外見上は油状のもの、固体のもの、半固体のものなど様々あり、乳化安定剤や、肌を柔軟にするエモリエント剤などの目的で配合されています。
※ベヘニルアルコールは固形の油性原料です。
次に、『フェノキシエタノール』。こちらは成分名に『エタノール』とついていますが、防腐剤であり、『アルコール(エタノール)』とは全く異なる成分です。
化粧品に配合されているアルコール(エタノール)は、肌への安全性を十分考慮してあり、配合量も数%と少量で作用もおだやかなものです。注射する際の消毒用アルコールで肌が赤くなるようなお客様でなければ使用に際し肌への刺激や悪影響を心配する必要はありません。
●アルコール(エタノール)の主な効用
効用 | |
① | 収れん作用 肌をひきしめます。 |
② | 清浄作用 アルコール配合のふき取り化粧水でお顔を拭くと、お肌に残った皮脂や汚れ、 色素などを浮かして取り除くことができます。 |
③ | 清涼作用 アルコールが揮発する時に熱を奪う性質を利用し、アルコール配合の化粧水の 使用後は肌にスーッとした爽快感が残ります。 |
④ | 殺菌作用 防腐剤としての役割を果たします。 |
⑤ | 溶解作用 アルコールは水や油に溶けにくい各種の成分や香料、色素などを溶かして 化粧品の中に均一に混ぜることができます。 |
元々厚生労働省が定める原料としての界面活性剤に石油系、天然系などの区分はなく、あくまで各化粧品製造メーカーが独自に基準を設け、お客様にご案内しているのが現状です。当社は『医薬品医療機器等法』による厳しい安全性のテストをクリアした数多くの界面活性剤の中から、低刺激でお肌に優しいものを選んで使用しています。
ハウスオブローゼの化粧品には、お肌に良いとされる成分を厳選して配合していますが、天然成分のみでは作ることが難しいアイテムもあります。そのため、当社の化粧品は天然成分、合成成分にかかわらず、厳しい安全性のテストをクリアした原料のみを使用しています。
昔、化粧品は天然成分から作られていました。その後科学技術の発達により、新たな合成成分が発明され、医薬品や化粧品に使われるようになりました。合成成分は安価で純度や原料の性質が安定しており、品質の良いものが作れることが大きなメリットですが、天然素材には独特の感触や美容効果のあるものも多く、現代の科学技術をもってしても、完全に合成品に置き換えることはできません。
では全て天然成分にすれば良いと思われますが、例えばアロエ水やヘチマ水なども全く天然のままでは短期間に腐敗してしまい、製造から3年間品質を保証する化粧品として成り立ちません。ハウスオブローゼの化粧品は自然志向の化粧品で、自然の草花から抽出した成分を中心に配合していますが、製造工程上必要となる原料や、化粧品の品質保持などのため、天然以外の成分も配合しています。
界面活性剤は工業用から食品(アイスクリームやドレッシング等)に配合されるものまで多数存在し、化粧品に使用許可されているものだけでも2,000種類以上にも登ります。界面活性剤は化粧品の基本原料の一つで、シャンプー、ボディソープ、クレンジング、洗顔料、ローション、エマルジョン、メイクアップ製品など、数多くの化粧品に使用されています。当社では『医薬品医療機器等法』による厳しい安全性のテストをクリアした数多くの界面活性剤の中から、低刺激でお肌に優しいものを選んで使用しています。
●界面活性剤の主な配合目的と効果
目的 | 効果 |
洗浄 | 顔や身体、髪などの汚れを浮かせて洗い流す |
起泡 | 浴用剤や洗顔料がよく泡立つようにする |
乳化 | 水溶性原料と油溶性原料を混ぜてクリームや乳液タイプの化粧品を作る |
分散 | ファンデーション、カラーアイテムなどに顔料などの粉体を分散させる |
可溶化 | 化粧水やヘアケア製品などに、色素や有効成分を溶かし込む |
帯電防止 | ヘアリンス等を髪表面に吸着させ、つるつるした感じを与える |
紛体の表面処理 | チークやフェースパウダーなど粉状のアイテムをしっとり落ち着かせ、粉飛びを抑える |
当社はファブレス(工場をもたない)企業として、国内協力メーカー30数社の提携工場の中から、商品ごとに開発目的に合った技術および設備を備えた工場を選定していますので、製品により製造工場も異なります。なお、提携工場では他メーカーの商品も多数製造しており、契約上の守秘義務があるため、お客様から提携工場の具体的な名称や所在地などを尋ねられても詳細をご案内することはできません。
ハウスオブローゼの化粧品は成人の肌に合わせて処方設計をしているため、肌状態の安定していない生後1歳未満の乳幼児への使用はお勧めできません。生後1年~思春期前(8~9歳頃まで)の赤ちゃんや子供の肌は水分が多く、皮脂は少なめで、乾燥しやすくなっています。
また、大人に比べて皮膚が薄く、肌の防御力が弱いため常にダメージを受けやすい状態にあります。そんなデリケートな肌の赤ちゃんや小さいお子さんは、ほんの僅かな刺激でもカブレや湿疹などの皮膚トラブルを起こしてしまうリスクが大きいと考えられますので、肌状態が安定してくる8~9歳頃までは子供用に処方開発された化粧品をご使用いただくようおすすめします。
生後間もない赤ちゃんと一緒に入浴剤を入れたお風呂に入っても良いか聞かれる場合があります。入浴剤はお湯に溶かして薄めて使用するために、赤ちゃんと一緒に入浴しても基本的に問題ないと考えますが、アレルギー体質の赤ちゃんなどお医者様から何かしら指導を受けているような場合は使用をお控えください。
ハウスオブローゼの化粧品には妊娠中に使用を控えるべき成分等は配合していませんので、基本的に妊娠されてからも使用を中止する必要はありませんが、妊娠中は身体の劇的な変化に伴いあらゆる刺激に敏感になっていますので、これまで問題なく使えていた化粧品が、妊娠後突然肌に合わなくなり、トラブルを起こしてしまうことも稀にあるようです。そのような場合は一時的に化粧品の使用をストップし、しばらく様子を見てください。使いかけの化粧品はビン口をきれいに拭き、直射日光の当たらない冷暗所で保管していただければ短期間で品質が劣化することはありませんので、出産後、肌状態が落ち着いたら使用再開されることをおすすめします。
化粧品と医薬部外品の違いは、人体に対する有効成分の効能効果の違いです。医薬部外品の製品は、特定の目的に対して効能効果を認められた有効成分が、一定分量配合されています。『美白』、『ニキビ防止』などの効能効果は商品ごとに異なり、承認された医薬部外品のみに記載することが許可されています。なお、化粧品、医薬部外品ともに使用方法や使用目的は変わりませんし、長期間継続してご使用いただけますので、どうぞ安心してご利用ください。
化粧品に配合されている種々の成分は意味もなく配合されているわけではなく、商品を構成する上で欠かせない重要な役割を担っています。具体的には必要な美容成分の働きを助けたり、化粧品の品質安定性を高めてくれたり、単一の原料では実現不可能な優れた使用感を化粧品に持たせることもできます。
ハウスオブローゼの化粧品製造においては、厳しい安全性のテストをクリアした多くの化粧品原料の中から低刺激でお肌に優しいものを選んで使用していますので、原料の多い少ないにかかわらず、完成した商品の安全性に何ら問題はありません。ただし、化粧品の原料としての安全性が確保されていても、全てのお客様の肌質に合うか合わないかは別問題で、どれほど安全な原料でもお肌に合わない方はいらっしゃいますので、パウチサンプルやテスターでお試しいただき、問題なければ購入をご検討下さるようお願い致します。