目の粘膜は非常にデリケートなので、化粧品に限らず汗やまつ毛が入ったときでもとても刺激を感じます。化粧品を使用される場合は目に入らないように注意して使ってください。また、化粧品が誤って目に入ってしまった時はすぐに水またはぬるま湯で洗い流しましょう。化粧品の原料には安全性の高いものが使用されていますので、目を洗った後しばらく様子を見ていただき、痛みや異物感がなくなれば特に心配はありません。もし、いつまでも目の痛み、異物感が消えないときには、早めに眼科専門医の診療をうけていただくことをおすすめします。
濡れたガーゼで口の中をふき、(飲んだものを薄めるために)水や牛乳を飲ませてしばらく様子を見ましょう。それでも気になるときには飲んだり食べたりした化粧品と全成分表示が書かれているものを持参して、医師の診療をお受けいただくようお願い致します。クリームに限らず、化粧品の原料には安全性の高いものが使用されていますので、たとえ誤って飲んだり食べたりしても、特に危険はありません。ただし、ネイルカラーや除光液、脱毛剤、脱色剤などは粘膜に炎症を起こす恐れがあり、大変危険です。くれぐれも誤って口にいれることのないよう十分注意し、万が一飲んでしまったときには吐かせたり水を飲むなどの処置をすると返って危険なので、何もせず、ただちに医師の診療を受けてください。化粧品は日頃から子供の手の届かないところに保管し、使用後は必ずきちんとキャップを閉めるようにしましょう。
一般の人には何でもないことが、特定の人にとってはカブレ、腫れなどの炎症を起こす原因となることがあります。そのような体質のことをアレルギー体質と呼びます。例えば、花粉を吸ったりサバなどの青魚を食べているうちに、体内に抗体(こうたい)というものができ、同じ人がまた花粉を吸ったりサバを食べたりしたときに、アレルギー反応が起きるのです。
化粧品や金属などの場合は、肌の一部分に接触を繰り返すうちに抗体ができ、やがて接触性の皮膚炎を起こす場合があります。
アレルギー反応は、特定の物質に対して抗体を持つ人だけに起きる反応ですが、ある日突然起こることが多く、一度反応が起きると、その原因物質に対するアレルギーが一生続くこともあります。万一、化粧品を使用した際に何らかの症状が出たら、できるだけ早めに皮膚科専門医の診療を受けて原因を特定し、自分に合わない成分が配合されている商品の使用は控えましょう。
現時点では何の成分がお肌に合わなかったのか、特定することは出来ません。化粧品によりお肌にトラブルを起こされた場合、商品に含まれる何らかの成分がお肌に合わず、それに対する刺激反応が出てしまった可能性や、商品を使用した時の肌状態や体調、また季節の変化による影響など、様々な状況が考えられます。
ハウスオブローゼの製品は、出来るだけお肌に刺激やトラブルが起こることのないよう無香料、無着色といった低刺激性のコンセプトの上に商品作りを行っていますが、まれにお肌に合わないとおっしゃるお客様もいらっしゃいます。まずはお使いの化粧品の使用を中止していただき、数日経っても症状が改善しない場合は皮膚科専門医の診療を受けていただくことをおすすめします。
化粧品を使用中、使用直後、あるいは使用後直射日光をあびた場合などに、お肌にかゆみ、赤み、痛み、腫れなどの症状があらわれた場合は、次のような事に注意して、出来るだけ早く皮膚科専門医の診察を受けて下さい。
①ただちに化粧品の使用を中止し、水やぬるま湯で洗い流す。
②症状の出た部分を水で何回か冷やす。
③手で触ったり、タオルでこすったりしないよう注意する。
④直射日光を避け、ゆっくり休養を取る。
⑤酒、タバコや香辛料などの刺激物を避ける。
⑥パーマをかけたり、ヘアダイをするのは避ける。
<皮膚科専門医へご相談される際の注意点>
・症状が出た後、出来るだけ期間をおかずに診療を受ける
・いつから、どのような症状になったのか伝える
・症状の出たときの体調、食事内容、また薬を使用している場合には、使用している外用薬、内服薬の種類、その他の生活全般の様子について詳しく報告する。
・使用していた化粧品は全て皮膚科に持参する
金属アレルギーの原因となるのは、主にネックレス、指輪などのアクセサリーや時計のベルト、メガネのフレームなどに使用されている、ニッケル、クロム、コバルトといった金属です。基本的に、化粧品にはニッケル、コバルトはもちろんのこと、その他の金属も配合されていません。メイクアップ化粧品には、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタンといった金属に由来する成分が含まれていますが、これらは金属アレルギーの原因とはなりません。
どうぞ安心してご使用ください。
化粧品や薬剤、アクセサリーなどの中には、人によってかぶれや湿疹などのトラブルを引き起こす場合があります。パッチテストとはそうした接触性皮膚炎の原因を突き止めるために行うテストです。パッチテストで陽性反応が出た物質が、アレルギーの原因である可能性が高いと判断します。
<パッチテストの方法>
背中や二の腕の内側などに、原因として疑われる物質をつけたテスト用テープを2日間(48時間)貼りつけます。原因物質がはっきりしない場合には、さらに25種類程度の試薬を貼付して様子を見ます。
48時間後、皮膚に貼った試薬を全て取りのぞき、しばらく放置し、皮膚表面の変化を見て判定します。判定は48時間後、72時間後、1週間後の3回ほど行ない、その間はできるだけ激しい運動を避け、汗をかかないようにします。
テスト結果は、肌が赤くなる、湿疹が出る、水疱(すいほう)が出るなどの判定基準により行います。
長年愛用していた化粧品が、ある日突然肌に合わなくなるケースはまれにあります。人の皮膚は非常に複雑で、どんなに安全性に配慮した商品開発を行っていても、商品を使用された時のお客様の肌状態や体調、また季節の変化による影響など様々な状況によりお肌にトラブルを起こしてしまう場合があります。このような場合は一時的に商品の使用を中止していただき、お肌の状態が改善するまで積極的なお手入れはお休みしましょう。症状が改善しない場合は、皮膚科の先生にご相談されることをおすすめいたします。
化粧品は、お肌に対する安全性について十分な注意を払い、通常の使用において刺激やトラブルの起こることのないように製造されています。しかし、使用する人の体質や体調、季節や年齢などによって、使用中、または使用後にほてり、かゆみ、赤み、痛み、腫れなどの異常が肌にあらわれることがあります。化粧品の注意表示ではこのような症状を「お肌に合わない場合」と言い、症状の悪化を防ぐために「ご使用をおやめください」と記載し、直ちに使用を中止していただくようお願いしています。
目の周りの皮膚はうすく、大変デリケートです。そのため、外部からの何らかの刺激によって、カブレ(接触性皮膚炎)を起こしてしまうことがあります。目の周りのカブレの原因はさまざまで、クレンジングや洗顔、マッサージの時にまぶたをこすりすぎたことが原因の場合もありますし、今まで全く症状が無かったのに、ある特定の成分に対するアレルギー反応が、突然現れることもあります。化粧品以外にも、花粉などの植物やメガネのフレーム、水泳用のゴーグル、目薬など、さまざまな原因でカブレが起きることがあります。もしカブレの症状が現れたら、自分だけで判断を下さず、できるだけ早めに皮膚科専門医の診療を受け、原因を特定されることをおすすめします。